(続き: パート9)
質問15: 80年代のあなたの作品には、リズミカルなものがあり、テクノのクラブの世代に見出されました。あなたはテクノを聴きますか?それらをどのように思いますか?
Con: この質問についてはもう話したと思う。ああ、私の作品にはリズムが入っているものがある。しかしほとんどの場合はギターや歌に合わせるようなリズムではない。通常は、リズムが漂う一方、それとは別のテンポで電子音が流れている。
例えば、地下鉄に乗っている人々を思い浮かべてみて欲しい。地下鉄の中ではリズムのような音が流れている。「ト・トントン・トントン・トントン・・・」と。しかし、人々は静かに座っていたり、しゃべっていたりと、好きなことをやっている。地下鉄のリズムに合わせて踊り出す人はいない。例えば、「トントン」というリズムに乗せて、
「♪ アッ、ウイ・アー・オール・ドライビング・イン・ザ・チューブ、バババ・バババ・バッ」みたいな感じで。
それと同じように、私の音楽では、リズムは他の音とは別のところで成り立っている。
質問16: ジョン・ケージがかつて言ったような易(Chances)の音楽は、あなたのアートや音楽にとって大事ですか?
Con: もちろんだ。ジョン・ケージは個人的によく知っている。もちろん、彼は私に大きな影響を与えてくれた。疑う余地もない。
質問17: 50時間コンサートについてのエピソードを聞かせてもらえますか。また、その他の知られざるあなたの変わったパフォーマンスのことなど。
Con: ああ、私は1時間だけ演奏するのではなく、50時間演奏した。しかし、これは数日間に分けて行なったんだ。会場に朝来ると夕方まで演奏して、翌日またその場所に戻るわけだ。
質問18: 1984年に"Con1.7.84"が雑誌の購読者だけに222部限定で販売されました。この風変わりなLPについて、もっと情報を教えてください。
Con: それ以上の情報はない。このLPは222枚だけプレスされたんだ。なぜなら、それ以上の枚数は送れなかったんだ。
質問19: 私は以前、あなたのサイケデリックな音楽が付いた実験フィルムを観ました。あなたは、誰かのフィルムやステージなどのために音楽を演奏したことはありますか?
Con: いいや、誰かが制作したフィルムのために音楽を作るのは、決して私の意志ではない。もし誰かが私の音楽に興味を持ったならば、私の音楽に合うような映画を制作することができる。
質問20: 今後の計画はありますか?
Con: 私は、この先もう10年は生きるだろう。いまのところ健康で喜びもあり、すべて順調だ。今の状態がずっと続くことを願っている。
さて、これで20問すべての質問に答えた。そして、レコーダーの収録時間はあと10分残っている。私は幸運にも成し遂げたわけだ。内容の修正はもちろん行わない。ええと、他に何かあったかな・・・ では、とりあえずバイバイ。
情報については、いくつかインターネットに載せようと思う。そうすれば、より理解できるだろう。では、バイバイ。
(2009年3月29日 翻訳版完成)
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関連ページ: Conrad Schnitzler / INTERVIEW 30.3.08
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