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  • CD/LP/DL『Con』 Bureau B・再発リマスター盤、2020年8月7日にリリースされました!
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リリース元: QBICO (QBICO 41 2006年3月)

side A: Spur (19:14)
side B: Rhythmus (19:24)

LP『Zug』は、2006年3月、QBICOの5周年記念の企画の一つとして、ピクチャー・ディスクでリリースされました。本作には"Zug"(列車)が、約19分の長さで、両面のそれぞれに収録されています。それらは区別が付きにくい程よく似ています。Zugは音数が少ないのが特徴で、列車からインスパイアされた、決められたリズムの反復に合わせて、列車の通過をイメージするかのようなバッキング音や、フランジャーによるメタリックな効果音が被さったシンプルな構成となっています。曲全体が一つの調に収まっていて不協和音の要素もないため、大変聴きやすいです。

Zugは、1974年にカセットテープでリリースされた『The Red Cassette』のA・B面をミックスした曲です。『The Red Cassette』では、リズム・トラックのみが収録された面を"Rhythmus"、その他のサウンドが収録された面を"Spur"と呼んでいます。本作品では、ミックスでありながらソロ・トラックと同じ曲名(Rhythmus/Spur)が付けられています。

なお、Zugのショート・バージョンがLP/CD『Con』(再発盤CD『Ballet Statique』)に収録されています。

ところで『The Red Cassette』は、多人数が集まって、皆が同時にどちらか好きな面を鳴らすことを想定して作られています。以下は、Matt Howarthによる想像図です。「1000人が1000台のラジカセを手にして」のようなことが書かれています。(画像はConさんご提供。)


Cassetten für alle (すべての人にカセットを)

実際、友人のローリー・アンダーソンの計らいで、数十人がギャラリーに集まって、皆でZugを鳴らすイベントが開かれたことがありました。しかし、本当は、ヤンキース・スタジアムを数万人で埋め尽くしてやるのがConさんの夢でした。

以下は、Conさんより寄せられたZugについてのテキストを意訳したものです。

「ZUGについて(ザ・レッド・カセット)」
(2006年4月21日 Conrad Schnitzler 日本語意訳: Jin)

ZUGは元々1972年にカセット・アクション・パフォーマンスのために作られたものです。『ザ・レッド・カセット』を1974年にカセット・テープで800部作りましたが、それは、カセット・アクション・パフォーマンスのときに、いくつも同時に必要な数だけ鳴らせるようにするためです。

ZUGは2つのトラックで構成されています。カセットの片面にはRHYTHMUSというトラックが収められています。もう片面はSPURというトラックです。カセットの2つの面は、それぞれ流したいだけ流すべきで、また、そうすることができるようになっていました。どういう意味かというと、できるだけ多くのトラックを同時に何人もの人が一緒に鳴らすことができ、そして全員で鳴らしたすべての音がミックス可能ということです。

曲は、全体を称して"ZUG"(列車)といいます。列車が動くシーンやその瞬間を収録したビデオ映像も曲のために作成されています。その後、ZUGの曲の一部は『Con』に収録されましたが、ここではぼかした感じのバージョンを聴くことができます。また現在、ZUGには以下のバージョン違いがあります。

・CDR ZUG-RHYTHMUS: ソロ・トラックRHYTHMUSの、約60分ロング・バージョン。


・CDR ZUG-Spur: ソロ・トラックSpurの、約60分ロング・バージョン。


・CDR Rhythmus ID 1 and Spur ID 2: 2つのソロ・トラック"RHYTHMUS"と"Spur"を収録。


・CDR Rhythmus and Spur mixed: Zug、約60分のロング・バージョン。


・CDR LP long version: Zug、約70分ロング・バージョン。
Zug

原文(英語): About ZUG (the red cassette) by Conrad Schnitzler (21.4.06)
リリース元: TRBProd. (MP3 Album 01 2003年1月25日)

Conrad Schnitzler - 00/168-8 Solo Elec
Conrad Schnitzler - 00/188-8 Mix Solos
Conrad Schnitzler - 00/176-8 Electric Scene
Conrad Schnitzler - 00/184-8 Concert-Mix
Conrad Schnitzler - 00/187-8 Dramat. Elec. Music
Conrad Schnitzler - 00/015-8 Elec. Melo. Perc.
Conrad Schnitzler - 00/190-8 Ryco
Conrad Schnitzler - 00/029-8 Piano

2003年、本リリースはノルウェーのTRBProdより、"ダウンロード・アルバム"の最初の1枚としてリリースされました。収録された8曲は、Conさんが1991~2002年に作成したプライベート・リリースのCD-Rから選曲されています。当時は、無料でこれらの曲のMP3をダウンロードすることができました。(現状は、ファイルをダウンロードしようとすると"Not Found"となります。)
●LP『Eruption』



リリース数: 326
リリース元: Qbico (QBICO 32 2005年)

Side A: Eruption part I
Side B: Eruption part II

クレジットされた参加メンバー:
Conrad Schnitzler
Klaus Freudigmann
Wolfgang Seidel

クレジットによると、1970年にベルリンのスタジオ・フロイディグマンで録音された音源とのこと。アバンギャルドな実験音楽ですが、注目すべきは時代を先取りしたユニークなサウンドの導入です。例えばB2では、打楽器音が電気処理されていて、まるでシンセドラムの様です。またB3では、この時代としては先駆的なリズムボックスの無機質なビートを取り入れ、まるで『New age of earth』以降のAshraに通じるかの様なテイストを感じることができます。

なお、後にリリースされたKluster名義のCD『Admira』には本作のすべてのトラックが含まれていて、音質も向上しています。以下は、本作とAdmiraとのトラック対照表:

Eruption A1 = Admira 3
Eruption A2 = Admira 5
Eruption A3 = Admira 2
Eruption A4 = Admira 7 ※Eruptionは冒頭部カット
Eruption B1 = Admira 4 ※Eruptionは冒頭部カット
Eruption B2 = Admira 1
Eruption B3 = Admira 6

関連項目: Eruptionは、さながらスーパーバンド



リリース元: Real Vine Music (2005年)

01. 03:36
02. 02:02
03. 06:40
04. 15:15
05. 03:12
06. 05:40
07. 23:29
08. 01:22

本CD-Rは、Conさんと米国アトランタ在住のMichael Thomas Roeとの初コラボレーション作品です。本作は、全体的に割とメロディアスですが、Michaelによる、明るく伸び伸びした、落ち着いた感じのエレクトリック・ミュージックに、Conさんが相反する不協和音をミックスしています。最大の聴きどころは、23分に渡って展開される7曲目で、この曲の成功により、これ以降、さらに2作のコラボレーション作品『Aquatic Vine Music』(2006年)、『MIC & CON 07』(2007年)を発表していくことになります。
●LP『Con '72 Part II』



リリース元: Qbico (QBICO 20 2004年)
リリース枚数: 326 (最初のA-Zの26枚は、打ち抜きのジャケットに、手押しスタンプの文字が入った2色刷りのインサート付き。残りの300枚は白黒のジャケット。)

※以下はA-Zのジャケット:


Side A:
Side B:

本作は2002年にリリースされたLP『Con '72』の続編で、1972年春、英国ロンドンのGerman Instituteでのライブ録音。『Con '72』と同様に、EMS Synthi AをConさんがワイルドに実演する模様が記録されています。

●CDR『1972 SYNTHI A live" (Part 2)』



リリース元: プライベート・リリース
Part 1と合わせて2枚組です。

1-25

Part 1の続きが、約60分に渡り収録されています。(LPには、CDR版『1972 SYNTHI A live" (Part 1)』の15トラック目以降と、CDR版『1972 SYNTHI A live" (Part 2)』のいくつかのパートが収録されています。)


リリース元: Margen Records (1103/1 2003年)

1. Part 1 (5:19)
2. Part 2 (4:26)
3. Part 3 (6:49)
4. Part 4 (3:46)
5. Part 5 (5:37)
6. Part 6 (3:35)
7. Part 7 (3:57)
8. Part 8 (4:51)
9. Part 9 (4:37)
10. Part 10 (4:57)
11. Part 11 (4:33)
12. Part 12 (6:15)

2003年にCDでスペインのMargen Recordsよりリリースされた本作品は、Conさんのプライベート・リリースのCD-R、00/XXXシリーズから選ばれたものです。比較的聴きやすい作風のトラックを多く収録しているため、00/XXXシリーズの入門編としても最適です。

トラック1は00/172のトラック13。
トラック3は00/172のトラック15。(CD『Gold』のトラック6に収録された、70年代初期の作品のリメイク版。)
トラック6は00/190のトラック3。
トラック9は00/190のトラック1。
トラック10は00/139のトラック10。
トラック11は00/153のトラック12。
トラック12は00/184 『TTTConcert』のトラック4~5の短いバージョン。
【目次】

オリジナル版CD『GOLD』
CD/LP/DLリマスター再発版『GOLD』

===================================================

●オリジナル版CD『GOLD』

Gold

リリース元:MARGINAL TALENT (MT-526 2003年5月1日)
主な購入先: アマゾン

1-14

全14トラック、すべて曲名はありません。また、GOLD一色で何も書かれていない10ページのライナーノート(?)が付いています。(同じくMarginal Talentから2001年に再発された『BLAU』のCD版と同じパターンです。)

多くの曲にははっきりとしたメロディーがあるため、かなり聞きやすい部類に入ると思います。6曲目は、CD『Contakt』に収録された3曲目の初期バージョンと思われます。Conさん本人に確認したところ、これらの音源はすべて1974-1978年に友人宅で録音されたもので、友人によってテープが保管されていたそうです。(息子の家から見つかったという話もありますが、Conさん曰く、それは事実ではないそうです。)とはいえ、実際にはデジタル音源が使用されているため、いつものように、当時のサウンドに満足できず録音し直してリリースしたものと思われます。

同じように友だちによって保管されていた70年代の別のテープは、後に『SILVER』としてリリースされましたが、Conさんによれば、その他にもまだ同年代のテープのストックが残っているとのことでした。

●CD/LP/DLリマスター再発版『GOLD』



リリース元: Bureau B (BB 150 2013年11月8日)
主な購入先: アマゾン(CD) アマゾン(LP) HMV(CD) HMV(LP)
試聴: Bureau B

1-14

本デジタル・リマスター再発版『GOLD』は、2013年11月8日、ドイツのBureau Bレーベルよりデジパック仕様のCD、180グラムLPおよびダウンロードでリリースされました。ライナーノート付きです。
●LP『Live Action 1977』



リリース元: Plate Lunch Records (VGR LA 1977-PL 02 2002年)

Side One:
LIVE ACTION 1977 (part 1): 19:04

Side Two:
LIVE ACTION 1977 (part 2): 20:14

本作品は、Conさんが1977年に西ベルリンの工場で行ったライブ・パフォーマンスを収録した音源です。Conさんが自らライブ・アクションを行ったのは70年代までで、80年代に入ると「コン・サート」という独自のスタイルに移行します。そのため、本作品は、当時の限られたライブ演奏の様子を記録した貴重な音源といえます。本作品では、あらかじめ制作しておいたテープに被せて、本人がシンセサイザー EMS Synthi A をライブで操作するという形式を取っています。実質、いくつかのパートに分かれていて、曲調が徐々に移り変わっていきます。

なお、本作品のジャケットカバーはエンボス加工で、タイトルとConさんの名前がシルバーに輝きます。また、レコード盤は、クリア・ビニールとブラック・ビニールの計2種類のバージョンがあります。

●CDR『Live Action 1977』



リリース元: プライベート・リリース

1-12

LP盤の続きを含め、約60分におよぶライブ・アクションの模様が収録されています。LPには、CDR版でいうところの8トラック目の途中までが収録されていて、ワイルドかつノイジーなパートで終わっていますが、CDR版には、その後ノイジーさが薄れるなどして、曲調がさらに変化していく様が収められています。

関連項目: コン・サートとは
●LP『Con '72』



リリース元: Qbico (QBICO 06 2002年)
リリース枚数: 326 (最初のA-Zの26枚は盤面が黒ビニールに白く焼いたようなデザイン。残りの300枚は盤面が白ビニールに黒く焼いたようなデザイン。)

Side A:
Side B:

1972年春、英国ロンドンのGerman Instituteでのライブ録音。Conさんは、当時発売されたばかりの、(当時、恐らく世界初の)ポータブルなシンセサイザーEMS Synthi Aを購入するためにロンドンを訪れました。そして、同じくロンドンで同時期に開催された"Scene 72"という美術展にも招かれ、その一環で、4週間、連日3~5時間のライブを行いました。ライブでは、手にしたばかりのSynthi Aを操作し、ワイルドな電子音ノイズを実演しました。本作品には、そのときの模様が記録されています。サウンドには、ときどきエコーが掛けられたりしますが、事前にテープで用意したサウンドは使用されていません。

なお、"Scene 72"は、ロンドンの他、ベルリン、ハンブルグ、シュトゥットガルトなど他の都市でも開催され、Conさんもそれらの開催地でライブを行いましたが、ロンドンのライブ録音のみ、テープが再生可能な状態で残っていたとのことです。

ロンドン滞在中、Conさんはアート・スクールでSynthi Aについてのレクチャーも行なった他、自身の音楽作品も制作しました。2011年にリリースされた『Live '72』にはロンドン滞在中に制作したサウンドを元にしたスタジオ作品が収録されています。

ところで、彼は自身でSynthi Aを購入しましたが、実はその購入費用は、ガールフレンド全員から借りたお金で賄ったのだとか。また、自分の分の他にクラフトワークの分も合わせて、計2台のSynthi Aをドイツに持ち帰った逸話が残されています。その後Conさんは、『Rot』以降の「カラー・シリーズ」など、主に70年代の作品でSynthi Aを多用していくことになります。

●CDR『1972 SYNTHI A live" (Part 1)』



リリース元: プライベート・リリース

1-20

Part 2と合わせて2枚組です。

LP盤の続きを含め、約60分におよぶ実演の模様が収録されています。(LPには、CDR版の14トラック目の途中までが収録されています。)


リリース元: Submergence Music (SUB-0052 2001年)

1. 18:55
2. 20:33
3. 20:56

本作は、2001年に米国ニューヨークのSubmergence MusicよりCDでリリースされました。1981年にリリースされたLP『Conal』は大変好評でしたが、その後、惜しくもマスターテープの多くの部分が使用できない状態になってしまったため、Conさんは、代わりに、21世紀版の『Conal』となる本作を制作しました。

内容的には、オリジナルの『Conal』のエッセンスを若干含みつつも、抜けのあるクリアーな音色のサウンドを多用するなど、作風は大きく進化しています。クレジットによると、1・2曲目は2001年に録音とミックスがなされています。2トラック目の冒頭で使用されている、ノリのある短いベース・パターンの反復は印象的で、オリジナルの『Conal』にはなかった要素です。なお3曲目は、1981年に録音されて2000年にミックスされたことがクレジットに記載されていますが、これは、『Conal』のオリジナルのマスターテープから使える部分をミックスしたことを表しています。とはいえ、実質、全く異なる曲に仕上がっていて、安定感のある跳ねるリズムやオルガンの長音などから、2000年という新たなミレニアムの到来を享受するかのようなニュアンスが感じられます。

ジャケット・カバー・アートは、『Conal』でも使用された、Conさんが1981年当時住んでいたフラットの写真を加工したものです。また、折り込みのインサートには、簡単な経歴やConさんによる2001年版のステートメントが英語で記載されている他、草履を履いて両手に東洋風の置物を持つパフォーマンスを行うConさんの写真が付いています。(余談ですが、この写真に写っている東洋風の置物は、ビデオ作品『CONASTRO』の冒頭にも登場します。)


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