更新日: 2020年01月18日 (Saturday)

プライベート・リリース (Tonart Berlin 1992年)
リリース数: 1000枚
(Lars Stroschen composed:)
1. Good Morning Mr. Friend (7:05)
2. Electronic Percussion Nr. 1 (7:56)
(Conrad Schnitzler composed:)
3. Agona (3:23)
4. Trogemmel (2:45)
5. Saturie (4:55)
6. Koma (2:48)
(Jörg Thomasius composed:)
7. Aus Und Ein (3:27)
8. Ringmuskel (6:42)
9. Masch-Ruhm (4:06)
(Lars Stroschen composed:)
10. All Jocon (6:31)
(Conrad Schnitzler composed:)
11. CoTo (4:42)
(Jörg Thomasius composed:)
12. Im Garten Des Fleißigen Orchesters (4:55)
1991年に結成されたTONARTは、「ドイツの前衛的な作曲家達によるコラボレーション」と紹介されています。メンバーは、かつてベルリンにあったホテルPropeller Islandのオーナーでホテルの部屋のデザイナーでもあるLars Stroschen、CD『TOLLING TOGGLE』等でConさんとコラボレートしたことがあるJörg Thomasius、そしてConさんの計3名です。TONARTとは、ドイツ語で音楽の「調」を意味する言葉で、さらに、「TON」(ドイツ語で、"音"などの意)と「ART」(アート)の2語に分解すると、「サウンド・アート」のような意味にもなる、いわば二重の意味に取れる言葉です。
本CD 『TONART EINS』は、TONARTの第1作で、1992年にプライベート・リリースされました。1~2トラック目はLars Stroschenの作品、3~6トラック目はConさんの作品、7~9トラック目はJörg Thomasiusの作品となっていて、さらに、10トラック目はLars Stroschenが他の2人の作品をミックスした作品、11トラック目はConさんが他の2人の作品をミックスした作品、12トラック目はJörg Thomasiusが他の2人の作品をミックスした作品となっています。
つまり本作は、実際のところ、Conさん単独の作品が4トラック、Conさんが他の2人によるマテリアルをミックスした作品が1トラック収録されている、ということになります。Conさんのトラック3~6の作風については、同じ90年代前半に制作されたプライベート・リリースの90/XXシリーズや初期の00/XXXシリーズの中に、同傾向の作品があります。例えば4トラック目の"Trogemmel "は、非常にハイテンポでリズムカルな曲ですが、同傾向の『90/11』を、2分45秒に短くまとめて多少テイストを変えたような感じに見受けられます。
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| Conrad Schnitzler::音楽作品解説 | 05:37 PM | comments (0) | trackback (0) |
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