昨 日 見 た 夢 は な ん だ ろ う?
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私は、走りに走っている。
文化祭で使う楽譜を取りに行こうと思って音楽室を目指しているはずが
どんどん遠くにになってしまって、とうとう知らない町までやってきたのだ。
近道を人に聞くと、この池を渡るのが一番いいと教えてくれた。
見ると、そこは、広大なハスの池だった。
緑色も鮮やかなハスの葉が水面にきらきら光っている。
いったいどうやったらこの池を沈まずわたっていけるというのだろう・・・。
私は途方に暮れてしまった。と・・・・・。男がこちらに渡ろうとしている。Qちゃんだ。
彼は、なんのためらいもなく池に足を踏み入れたのだが、やはり、、
どぶんと大きな音を立てて水の中に落ちてしまった。
わたしはそれを見て可笑しくて涙が出るほど笑い転げた。
すると、笑っている私を見咎めた人物が
これを見よと私の傍にある看板を指差したのだ。
そこには、こう書いてあった。
「権後の座(ごんごのざ)・この池を渡るのには修行が必要です。
なお、この看板は、perl言語で書かれています。」
私が振りかえるとオレンジ色の僧衣を着た密教僧が立っていた。
それではまた、夢の中でお会いしましょう・・・。
<第九夜〜家〜>
その日私が住んでいたのは、山の上に建つ大きな新築の家だった。
隣近所とは目に見えない空中廊下によって結ばれている。
向かいの一家は、私の親友のJの家らしい。
Jとそのお母さんは空中に浮かんでお茶を飲んでいた。
私も一緒にお茶を飲もうと手土産持って訪ねて行こうと思っている。
とりあえず・・・・この、押し入れに入っているプリクラがいいやと思って
山のようにあるプリクラを選り分け始めると。
写真の人物は、メーリングリストの「はまのっち」の顔だ。私が驚いていると
押し入れのプリクラの顔がいっせいに笑い出した・・・・・・。
私は自分の家から踏み外して、谷に落ちて意識を失った・・・。
それでまた、夢の中でお会いしましょう・・。
久しぶりに怖い夢を見た。本当に恐ろしかった。私は、
いつのまにか某国のスパイにされていた。
しかも、敵に追われている。私は絶対に敵に渡してはならない大切な
たまごっちを守って、電車を乗り継ぎデパートまで逃げてきた。
敵は背後に迫っている。私はあせってきた。みると、なにか行列ができている。
私はその行列に加わった。
やっと自分の番になった時、「売り切れです」と告げられた。
それではまた、夢の世界でお会いしましょう。
<第七夜〜?〜> あれほど深く愛し合っていたのに、別れた夢を見た。 誰と?それが、わからない。わからなくて、悲しかった。 あまり、ロマンティックな夢じゃなかった。 |
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<第六夜〜同級生〜>
どこかの教室で、私は授業を受けている。
なのに、私は頼まれた原稿を仕上げるのに余念がない。
一冊の原稿用紙を仕事用にもらったのだが、罫線が引かれてないばかりか、
文字数がめちゃくちゃでこれでは、とてもこの原稿用紙は使えないと困っている。
しかも、内容は私の手がけたことのない分野。ああ、もう、やんなっちゃう。
ところが、アイデアが次々に湧いてきて、さて、どうやってクライアントを驚かそうと
心の中で笑い転げている。そこへ、私の同級生がやって来た。
「あっ、久しぶり〜、元気だった?」というところで、目が覚めた。。。
彼は私の小・中学校時代の同級生で、
クラスも中学2年の時を除いてずっと一緒だった。特別仲がよかった訳でもないのに、
中学の時は交換手紙をしたり、彼が趣味だった写真を撮影すると見せてもらっていた。
彼のあだ名は、「がり」。がりがりに痩せていて勉強がよくできたから、、。
でも、私は彼を何故か「白菜」と呼んでいた。
その彼の夢を見るのは、これで3 回目だ。
その日、私はどこかの古いマンションで、彼と久しぶりに再会した夢を見た。
そのマンションの通路は生ごみが散乱していて、汚く、臭かった。。
そこを私が歩いていると、ひとつのドアから、彼がひょいと顔を出した。
「あ〜っ、どうしてこんな所にいるの?」私が尋ねているのに、彼は無言だった。
彼の傍に寄ろうとすると、あっちへ行けというように、腕を振っているではないか。
私が、ここ汚いねというと、彼は、来るなよと言う。なによ、久しぶりに会ったのに、
というところで目が覚めた。そう言えば、同窓会がもうすぐだったな。。そう思って、私は
その日の夜、これも小中学時代の友達の吉田君に電話をかけた。
吉田君は今、中学の教師をしている。
少し、馬鹿ばなしをした後、彼の夢を見た話をした。
吉田君と彼は、高校に入ってもつきあっていたからよく知っているはずだし。。
吉田君の話に、私は驚愕した。吉田君の話しによると、、、。
彼はT大に現役で入った後、アルバイトで家庭教師をしていたのだが、教え子の成績が
なかなか伸びないのを苦にして、自ら命を絶ったというではないか。
私はひどく悲しかった・・・。なんて、馬鹿なことを・・。
私は、20歳の記念に開かれた小学校の同窓会を思い出した。
会が終わって、同じ方向に帰る私たちは電車で一緒になった。
「いい人がいたら、あなたも早くお嫁に行きなさいよね」
若者とは思えないその言い方に私はすごく可笑しくなって、
彼の肩をはたいて笑いながらじゃね、またね〜と別れてきたのだ。彼も笑っていた。
それが私と彼が会って言葉を交わした最後になった。
それからもう一度、彼の夢を見るのだが、なんとも他愛ない内容だった。
そして、今朝の夢が三度目の夢だったのである。
ではまた、夢の中でお会いしましょう。
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