昨 日 見 た 夢 は な ん だ ろ う?
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ニュートリノ世界素粒子会議が、アメリカの各地で開かれている頃、
私も会議に参加する為に、エスカレーターに乗ってアメリカへ行った。
地下のシェルターで開かれている会議には、世界中から科学者や、スーパーの
店長が集まっている。
私が会議に飽きて、表へ出ようとガレージの扉を開けると。
原子爆弾が炸裂した。
閃光の中を扉を懸命に扉を閉めると、そこは、インターネットカフェだった。
、 それではまた、夢の世界でお会いしましょう・・
身体が小学生で赤いランドセルを背負った大人の男にプレゼントをもらった。
彼が私にくれたのは花柄の運動靴2足。しかし、サイズが違っていたので
それを買ったお店に取り替えに行くことになった。
その店の名前は「たかね」。やっと探し当てていくと、そこは巨大なビルの
地下に広がったシェルターの一画にあった。
そこではサイケな格好をした男女が大勢いて、棚の商品を自由に使って
壁や床に好き勝手に絵を描いている。なにやら書道を披露している老人もいた。
私は何だかとても嬉しくなって一緒に絵を描くことにした。
久しぶりに好き放題絵を描いて愉快になったし、なによりも前から試したかった
画材を自由に使えるのは私にとって魅力だった。しかも、全部ただ・・・。
そのうち咽が渇いたのでソフトクリームを買いに行くと
大きな麦藁帽子の中にアイスをうねうねと入れてくれた。
それで益々嬉しくなった私は、アイスを食べながら人の描いた絵を見て回った。
ところで、あの小学生はどうしたのだろう・・・そう思った私は彼を探した。
ランドセルを背負った彼の顔は、丹波哲郎に変わっていた。
それではまたの夜、おかしな夢の中で会いましょう・・。
この所、私は某国に関するノンフィクションや資料、その国から亡命してきた人の
告白手記を何冊も立て続けに読んできた。
一度興味を持つとそれがある程度満たされるまで、
徹底して追いたくなるのは私の悪い癖だ。
こうなると時間の観念は私の頭の中から完全に払拭され、昼夜の区別無しに
いつも「そのこと」でいっぱいなる。
・・・・・だからと言って、こんな夢は見たくはないと思う。
私は大勢の人と一緒に生活していた。家族もいるには、いる。
だが、殆どは見知らぬ人で皆痩せている。どうも、栄養失調が蔓延しているようだ。
「某国の将軍様」が、この度この地区を巡回することになった。
そのためか、皆、痩せた貧相な身体にもかかわらず一番の晴れ着を着込んでいる。
妙な柄の、ずるずる引き摺る着物。髪型がまた異様なのだ。
それは、まるで巨大なきのこをかぶせたようでチリチリにパーマがかかっている。
しかも、その「きのこのかさ」のような部分は比較的おとなしい髪型の人でも
1メートルはある。だが、可笑しくても笑ってはならないのだ。
もしも「将軍様」の前で笑ってでもしたら、
たちまち捕らえられ強制収容所送りになってしまう。
私は、笑いを我慢するのが苦しかった。
「将軍様」のパレードが近づいてきた。厳粛で重々しい緊張感がはしる・・・・。
正装したこの国の人々がいっせいにお辞儀をした。すると、
全員きのこの頭がめくれ上がって、丸坊主になった。
では、またね。楽しい夢の中で会いましょう。
昨晩は、夢の中で泣いた。
何故、こんなに悲しいのか分からない・・・。
心の底からせつない感情がこみあげてくる。
あとからあとから、涙が出た。それで、お終い。
プラネタリウムのある部屋を抜けると、真っ暗な洞窟だった。
洞窟の中は水族館になっていて、どうやら
水槽の中で泳いでいる熱帯魚は、好きなだけ持っていってもいいらしい。
私は大きな赤いマンボウに目を付けて、それをすくった、だが・・・・・
用意したビニール袋には入りきれないので返そうとしたら、そばにいるおじさんが
「そういう時は、こうするんだよ」というなり、魚をぴしゃりと地面に捨てた。
そして、「後から、誰かが回収に来るから」と言って私を安心させてくれた。
その赤いマンボウは、空気中でも2時間は生きているらしいのだ。
それから私は温室に入って欲しいものを物色した。
そこで働いている老人に、なにか面白いものはありませんかときくと。
「ひよこが欲しいのなら、親鳥も一緒だよ」と言って、筒の中のひなを見せてくれた。
だが、私は、鳥がカモの子だったので断った。すると、いいものがあるよ、というと
大きな箱をだしてくれた。
箱の中には大きな牛が4頭、きっちりと折りたたまれた姿で詰まっていた。
私は驚きながらも、四角い牛が珍しいのでそれを買って帰ることにした。
そして、ふたを開けると、中身は象に変わっていた・・・・。
それでは、また明日の晩おあいしましょう。
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