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リリース元: Stechapfel-Verlag (1983年)

Populäre Mechanik(ヴォルフガング・ザイデルさんが関わっているバンド)が、1983年にカセットテープでドイツのStechapfelよりリリースした『no 2』には、1面1曲目に"Fablik"(『AUF DEM SCHWARZEN KANAL』に収録)の別バージョンが収録されています。また、さらにFabrikの短いリミックス・バージョン"Fabrik (Slight Return)"も2面1曲目に収録されています。(曲のクレジットは、Conさんとヴォルフガングさんの2人の名義となっています。)なお、これら2曲は、2015年にCD/LPでリリースされた編集盤『KOLLEKTION 03』にも収録されています。
●オリジナル・カセット版『Fabrieks Conseqensus』



リリース元: FABPROD (FAB 8 1982年)

Conさんとヴォルフガング・ザイデルさんが1980年にLP『Consequenz』をリリースした際、リスナーに歌を付けてもらい、録音したテープを送ってもらうよう呼びかけました。オランダのグループDe Fabriekは、その呼びかけに応え、1982年に本作品を制作し、45分カセットテープで自身のレーベルからリリースしました。本作には計8曲が収録されていますが、B面最後の4曲目を除く7曲が、『Consequenz』にボーカルを加えたバージョンとなっています。なお、それらはただ単にカラオケに歌を付けただけのものではなく、Fabriek独自のニュアンスが盛り込まれています。例えば、多くの曲で、複数のボーカルが同時に入っていて、また、曲によっては楽器等のサウンドを加えたものもあります。さらに、A面4曲目のFata Morganaは超スロー・バージョンで、『Consequenz』のオリジナル・バージョンが約5分なのに対し、本バージョンは約10分もある、といった具合です。

●再発カセット版『Fabrieks Conseqensus』

リリース元: EGK ‎(EGK 011 1986年)
リリース数: 50

スペインのEGKより1986年にカセットテープで50部再発された本リリースには、『Consequenz』にボーカルを加えたバージョンの7曲が収録されています。なお、オリジナル版『Fabrieks Conseqensus』のB面最後の4曲目は収録されていません。



リリース元: Stechapfel Produktion (1980年)

Side A:
1. ...abends ins S.O.
2. walzer mit H.
3. tembo 1&2
4. der kob geht um
5. nord-süd
6. fieber
7. der westen ist einsam
8. oh

Side B:
1. das tier
2. coca
3. schlagt die weissen mit dem roten keil no .9
4. alaska ist grün

本リリースは、ヴォルフガング・ザイデルさんがSequenza名義で1980年にベルリンのStechapfelレーベルからリリースした、46分テープのカセット作品です。ヴォルフガングさんによると、収録された曲は主に『Con3』制作時のアウトテイクとのことですが、作風は"Sequenza"という彼のニックネームどおり、元々ドラマーである彼が、シーケンサーに合わせて生ドラムや生パーカッション、またはマリンバやビブラフォンを叩くのが基本コンセプトです。また、ドラム音がときどきシンセで変調される他、『Consequenz』に近い感覚の曲も含まれています。

本作にはConさんとの共作"Coca"や"Das Tier"も含まれていますが、いずれも『Con3』に収録されたものとはバージョンが異なります。"Coca"はインストゥルメンタルで、冒頭部のアレンジも異なります。"Das Tier"については、『パラゴン・アウトテイクス』に収録されたバージョンとも異なり、シークエンス音がよりリズムカルなものにアレンジされています。A面5トラック目の"Nord-Süd"は、キャプテントリップの『Con3』再発盤CDに収録されているボーナストラック"Con3.2"の別バージョンです。A面8トラック目"oh"は『AUF DEM SCHWARZEN KANAL』に収録されている"Elektroklang"の短いリミックスと思われます。B面3トラック目のクレジットは、wolf sequenza & populäre mechanikですが、populäre mechanikはヴォルフガング・ザイデルさんが関わっているバンドです。

ところで、2012年6月22日にリリースされた8枚組LPボックス『CONTAINER T1-T12』には、リリース元のレーベルの会員限定ボーナスとして、本カセットのうちの5トラックを収録した7インチ・レコード盤(33回転)が付いています。各トラックのバージョンはカセット版と同じですが、レコード盤は音質が向上しています。

●2枚組LP『DAS IST SCHÖNHEIT』



Seite 1:
1. Peter Reitberger (5:07)
2. Rima Lucia Mardoyan: Synphonie Nr. I (5:02)
3. Walter Thielsch / Thomas Fehlmann: Einschlag 1000 Verbindungen schlägt (2:24)
4. Rainer Oehms: Kommilitonen (1:06)
5. Holger Hiller / Angela Marcus (4:51)
6. Karin (3:21)
7. Insook (0:39)
Seite 2:
1. Oliver Hirschbiegel: Billy Sagte... (3:54)
2. Saskia Czchoch (4:27)
3. Insook (3:45)
4. Insook (4:34)
5. Jürgen Heimes (5:07)
Seite 3:
1. Karin (3:57)
2. Saskia Czchoch (1:57)
3. Jürgen Heimes (4:57)
4. Angela Marcus (2:28)
5. Angela Marcus (3:37)
6. Jelle Fargo (2:35)
7. Kathrin Baumann (2:08)
8. Claus Böhmler: Falckenstein (2:22)
Seite 4:
1. Oliver Hirschbiegel: Mama Ist Schuld (2:20)
2. Thomas Fehlmann / Walter Thielsch / André Rademacher (0:14)
3. Walter Thielsch: Taken (3:29)
4. Holger Hiller: Sentimental (2:06)
5. Holger Hiller (1:50)
6. Thomas Fehlmann / Walter Thielsch / André Rademacher: Leichtes Heizöl (2:45)
7. Thomas Fehlmann / Walter Thielsch / André Rademacher: Blumentritt (2:37)
8. Thomas Fehlmann / Walter Thielsch / André Rademacher: Wenn Mut Bestraft Wird (1:43)
9. Thomas Fehlmann / Walter Thielsch / André Rademacher: Frisst Mammi Farbstoff (0:56)
10. Thomas Fehlmann / Walter Thielsch / André Rademacher: Kinder, Der Tod Ist Gar Nicht So Schlimm (2:09)

リリース数: ファースト・エディション: 1000 (さらに、セカンド・エディションあり)
Hochschule der bildenden Künsteによる出資 (1980年)

1979年にConさんがハンブルク造形美術大学でゲスト講師として講義を行った際、その成果として生徒が制作した計30曲を2枚組LPに収録した作品。生徒にはホルガー・ヒラーやトーマス・フェルマンなど、後に名が知られるようになったミュージシャンが含まれています。Conさんはプロデュースのみ行ったため、本作に彼自身の曲は収録されていません。ただし、Conさんの作風に近い作品が複数収録されている他、Conさんのテープがミックスされている曲もあります。また、使用されているシンセサイザーの音色も、当時Conさんの作品で度々使用されていたのと同じものです。ジャケット・カバー・アートは トーマス・フェルマンまたはWalter Thielschによる手描きの絵で、一枚一枚すべて異なります。(上のジャケット画像は、私の手元にあるLPを撮影したものです。)なお、トーマス・フェルマンは、2008年にリリースされた12インチEP『00/346+00/380: Mixes 2』にConさんのミックス作品を提供していて、さらに、2015年にリリースされたConさんのコンピレーションCD/LP『KOLLEKTION 5: CONRAD SCHNITZLER compiled by THOMAS FEHLMANN』では編集を行っています。

※余談ですが、3面2曲目(Saskia Czchoch作)には神社のサウンドがミックスされています。これは、1960年代にドイツでリリースされた、日本の神道のサウンドを収録したLPから取られたものであることが判明しています。


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