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Consequenz / Consequenz II

●オリジナル版LP『Consequenz II』



side one:
1. Von Hand
2. Zack Zack
3. Fiesta
4. Hommage A Gaudi
5. Erotik
6. Windmill
7. Alhambra
8. Espanna
side two:
1. Kastilien

リリース数: 1000
リリース元: Discos Esplendor Geometrico (1986年)

Conさんとヴォルフガング・ザイデルさん(クレジット名はヴォルフ・シークエンツァ)によるユニット、Consequenzの第2弾『Consequenz2』は、スペインのDiscos Esplendor Geometricoより1986年にリリースされました。面白いのは、曲名の多くがスペインにちなんだものとなっていることです。”Fiesta”(スペイン語の祭り)、"Hommage A Gaudi"(ガウディーへのオマージュ)、"Alhambra"(アルハンブラ)、"Kastilien"(スペイン西部のカスティーリャ)など。"Windmill"は、『ラ・マンチャの男』(ドン・キホーテ)で有名な"風車"のことと思われます。

本作の内容については、A面は、前作『Consequenz』の作風を継承したもので、ビート色が強い(Conさんの言い方だと「リズミック」な)テクノの短い曲が並んでいます。その多くはキャッチーなリフのメロディーが付いていて、クラップ音っぽいリズムも入ったりするため、ポップで聴きやすいです。エレキ・ギターを用いた曲もいくつかあります。ただし、A面最後の"Espanna"だけは別で、こちらは声を重ねた作品となっています。他のConsequenz作品がすべてインストゥルメンタルであることを意識してか、ここでは"Buenas tardes"、"Espanna"(こんにちは、スペイン)といった言葉のみのシークエンスとなっています。

B面は、A面とは対照的に、約20分に渡る静的なトラック"Kastilien"が収録されていて、より実験性の高い、Consequenzの新たな方向性を指し示しています。ここでは、もはやリズム音はなく、しかしよく聴くと、(ときに、かなりゆっくり目の)シークエンス音が入っていたりします。

●再発版CD『Consequenz II』



リリース数: 1000
リリース元: キャプテン・トリップ・レコーズ (2009年2月27日)
主な購入先: キャプテン・トリップ・レコーズ アマゾン HMV タワーレコード

1. この手から Von Hand
2. ザック・ザック Zack Zack
3. フィエスタ Fiesta
4. ガウディへの敬意 Hommac a Gaudi
5. エロティーク Erotik
6. 風車 Windmill
7. アルハンブラ Alhambra
8. エスパーニャ Espana
9.-16. カスティーリャ (1) - カスティーリャ (8) Kastilien (1) - Kastilien (8)
<Bonustracks>
17.-22.

初CD化に伴い、ボーナストラックが6曲収録されています。それぞれ3~4分の短い曲ですが、いずれも、B面"Kastilien"の実験的な作風を受け継ぐ作品です。(ただし、静的なトラックだけでなく、リズミックで実験的なものも含まれます。)なお、本リリースには、オリジナル版LPに付いていたインサートのミニチュア版が付属しています。

※関連項目: コンラッド・シュニッツラー、キャプテントリップからCD全6タイトル、2009年2月27日発売予定!

| Consequenz::音楽作品解説 | 04:31 PM | comments (0) | trackback (0) |

Consequenz / CONSEQUENZ 09/A



プライベート・リリース (2011年2月20日)

1-27

Conさんとヴォルフガング・ザイデルさん(クレジット名はヴォルフ・シークエンツァ)が、1980年から断続的に続けていたプロジェクト、"Consequenz"の2009年制作のCDR作品。オープニングは、ゆったり落ち着いた雰囲気のシークエンスが調を変えながら流れていく中、様々な電子音のノイズが縦横無尽に飛び交うエピソードから始まります。シークエンスは、途中でパーカッシブな音色に置き換わります。その後、別のエピソードに移行し、高いトーンの電子音と低音の蠢くようなサウンドが混ざり合います。サウンドはさらに変化していき、より一層ノイズの要素が強まっていきます。メロディーと呼べるものが一切なくなり、電子音のノイズに場が支配されます。ただし、よく聴くと、このプロジェクトのコンセプトである「シークエンス」が、ノイズに変調された形で微かに存在していることが分かります。その後も変化を繰り返し、再び、鍵盤で弾くことができるシークエンスが現れては消え、さらに今度は短いアタック音が散りばめられたパーカッシブなサウンドに切り替わります。かと思うと、さらに様々な音色のシークエンスが複数絡み合うなど、サウンドの場は目まぐるしく変化してきます。僅かに、前衛的なジャズのテイストが感じられる瞬間もあります。そのうちに、ズーーーン、ズーーーン、というゆっくりした低音のシークエンスが現れ、緊張感がしばらく続きますが、それが急に止んだかと思うと、今度はまったく対照的な、ピアノの煌びやかな、なんだか春の喜びを表現したかのようなサウンドに置き換わります。そして、再びガラッと雰囲気が変わり、メロディー的な要素のない複数の電子音ノイズが現れ、最後はプアッ、プアッ、プアッ、プアッ、という音の反復(シークエンス)で終わります。

以上、約1時間ノンストップで流れる本作品を聴きながら、サウンドが移り変わる様を書き連ねてみましたが、一言でいうと、「シークエンス」をコンセプトとしたフリーアートということになると思います。

| Consequenz::音楽作品解説 | 12:44 PM | comments (0) | trackback (0) |

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