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Conrad Schnitzler / Trigger Trilogy  2006年10月24日リリース

Trigger Trilogy

リリース数: 1000
リリース元: Important Records (試聴あり)
主な購入先: アマゾン HMV ディスクユニオン

TRIGGER ONE: Solo Rhythmics 00/328
1. 5:07
2. 3:25
3. 3:34
4. 5:17
5. 3:24
6. 4:06
7. 3:12
8. 3:45
9. 3:42
10. 5:29
11. 3:21
12. 5:07
13. 5:32
14. 5:31

トリガー1は、Conさんがソロ・ボイス(Solo Voice)と呼ぶ形態のものです。これは、本来は作品を構成する1トラックとなるべきものを、敢えて1トラックだけで別の作品としたものです。ただし、1トラック分といっても単音が入っているだけとは限らず、どちらかというと「ごく少数の音源からなる作品」と言ったところです。ソロ・ボイスの特徴としては、存在感のある音の固まりを、その細部の微妙なニュアンスまでも聴き取ることができる、ということです。実際、ソロ・ボイスを注意深く聴いていると、非常に小さな音が入っていることに気づく場合があります。いずれ、他のトラックと共にミックスされ、別の作品の一部となったとき、それらの小さな音は他の音に埋もれて聞こえなくなってしまうか、または、他の音と混ぜ合わされ、異なるニュアンスのものに変貌してしまいます。

トリガー1に収録されたソロ・ボイスは、エレクトリック・シークエンス、またはリズム隊が中心となっています。全体的に、程々にテンポが速いものが多いです。また、割と素直で、唐突な不協和音がなく、さらに切れのいい音色を多用していることもあり、かなり聴きやすい部類に入ると思います。とはいえ、「聴きやすい=薄っぺらい」ということではなく、ユニークで存在感のある音の固まりは、強い主張を醸し出しているように感じ取れます。なお、プライベート・リリースのCD『00/324 Testbild』には、本作品に収録されているソロ・ボイスに他のトラックがミックスされたものが数曲収録されています。

TRIGGER TWO: Mix Solos 00/341
1. 7:54
2. 2:08
3. 1:44
4. 3:56
5. 3:47
6. 3:13
7. 3:30
8. 3:10
9. 3:33
10. 3:21
11. 3:46
12. 3:05
13. 1:52
14. 2:21
15. 2:16
16. 2:27
17. 3:35
18. 4:32

トリガー2の00/341は、以下の形態でもリリースされたことがあります。ただし、マスタリングまで同一かは不明です。
・CD『Conviction
・プライベート・リリースのCD『00/341 Wandelconcert』(『Wandelconcert BOX』に収録)

TRIGGER THREE: Con-Cert 00/345
1. 4:07
2. 3:54
3. 3:23
4. 3:29
5. 3:31
6. 3:33
7. 3:25
8. 4:05
9. 3:49
10. 3:36
11. 3:24
12. 3:37
13. 3:36
14. 4:06
15. 3:32
16. 3:58

以下はリリース元からの情報の意訳です。

※リリース元より掲載許可を得ています。

”Trigger Trilogy ”は、彼の膨大なプライベート・リリース作品から選ばれたCD3枚組です。いずれも、彼独特のユニークなコンセプトに基づく音源です。これらの作品から、彼がドイツ国内だけでなく世界中の、後に続く世代のアーティストに影響を与えていることを計り知ることができるだけでなく、今日のモダンな音楽の中に彼の影響がいかにもたらされているかを確認することができます。さらに明らかなのは、彼が思慮深く賢明で、音の世界において完全なだけでなく、パイオニアとして自由な活動を行っているということです。

トリガー1は、 彼がソロ・ボイスまたはソロ・エレクトロニクスと呼ぶ形態のもので、ここではリズミカルなエレクトロニクス作品となっています。伝統的な音楽において、メロディー・ラインはアンサンブルの一部であるため、その音本来の印象は残りません。彼は、音をソロ・ボイスとして解放して、音に本来の姿であるノイズ、トーン、サウンドを与えます。さらに、彼は複数の音を重ね合わせたり、ミックスして場を形成することにより、新しい次元を創造しています。それは、個々の音が同期のために協調を強いられたり、指揮棒に合わせて奏でられたりすることのない音の世界です。結果として、ここでは音楽理論にまったく固執しない音のコンビネーションが実現しています。

トリガー2は、彼がフリー・コンサート ミックス・ソロと呼んでいるものです。以下は、コンラッド・シュニッツラー自身による解説です:

「ソロからミックスへ、メロディー・ラインからアンサンブルへと積み重ねられた音は、互いに反発することなく均等がとれており、それらの音は自由にエネルギーが飛び交う演奏によって同時に進行していく音符の固まり(クラスター)となる。ソロ・ボイスのミックスによって生み出されるものは、音符やノイズの集合体、絡まり合い、圧縮、音の群れ、破綻してめちゃくちゃになった音、驚異的な音響。個々の音が持つ個性は、音全体のカオスの中に吸収されていき、そこに不鮮明な状態で存在することとなる。音楽的な展開は、アンサンブルやそのバリエーションの中で、個々の音が醸し出す雰囲気によって浮かび上がってくる形となる。音のシークエンスが溢れ出すと、音符によって形成されるタイトさやルーズさが浮き彫りとなり、それによってテンポが変わり、ボリュームや音の強弱、そして音のパターンの移り変わりによる表現が変化していくのである。混沌とした音は明らかな変化を起こし、自ずと感じ取れるまでになってくる。不明瞭な状態のものは、ソロ・ボイスによってまとまりを持つようになるが、その結果、スカスカで未完成な作品が創り出されることになる。そこに含まれるものは、エピソードに富んだシークエンス音、環境的なものとの結びつき、他処の様式に基づくデバイス、そして自然とテクノロジーの相互作用である。」

トリガー3はTrigger Trilogy最後のディスクで、コン・サート(Con-Cert)が収録されています。これは、彼がしばらくの間取り組み続けている、伝統とも言えるものです。従来はカセットでしたが、現在はCDを用いて、録音された複数の音を同時に流しながらその場でミックスしていきます。そのサウンドは、意図的にデザインされ、形成され、構築され、各トラックが互いに特異な関連性を保ちながら曲となっていきます。

「新しいテクノロジーによって新しい音を無限に創造できうる時代においては、音をクリアーに表現するためにも新しい技術が必要となるが、テープやCD、コンピュータのハードディスクがその具体例といえる。過去において、私は自分のコンサートを創り出すために、昔ながらのカセットを用いたが、今はCDに録音して、コンサートに用いることができる。それは改善された音質のおかげだ。各トラックは音の開始点を調節しているが、秒単位で調整できるので、それによって異なる結果をもたらすことができる。個々のトラックの音量は、会場の音響に合わせて調節することとなるため、結果としてオーディエンスは、会場によって異なる音を体験することになる。」
コンラッド・シュニッツラー

※原文(英語): Conrad Schnitzler / Trigger Trilogy

| Conrad Schnitzler::音楽作品解説 | 12:34 PM | comments (0) | trackback (1) |

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