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リリース元: Generator Sound Art (GA-12 2000年)
購入先: Generator Sound Art(米国)

CD1
1. 31:12
2. 29:48
CD2
1. 31:44
2. 29:48
CD3
1. 31:22
2. 29:48
CD4
1. 31:32
2. 29:44

『5.5.85』は、2000年にCD-R4枚組のボックス装丁で、米国Generator Sound Artよりリリースされました。各CD-Rにはソロ・トラックが収録されていて、それらを同時再生してライブミックスすると、リスナー独自のコン・サート作品『5.5.85』が出来上がる仕組みです。

4枚のCD-Rを手軽にミックスして聴く1つの方法として、PC上で行うやり方があります。具体的には、各CD-RからiTunesなどにより.wavフォーマットのファイルを生成し、それらをAudacityなどのフリーウエアでライブ・ミックスすることができます。

そのような方法で自分でやってみると、いろいろ新たな発見があって楽しめます。実は、LP『Concert』のSide 2(黒レーベルの面)には、本作品のトラック2のミックスの最初の約20分が収録されていて、さらにCD再発盤『Concert』には、本作品のトラック2のミックスが完全収録されていて、きれいな協和音のエンディングも含めて聴けるため、それらのConさんによる「お手本」と聴き比べできるわけですが、自分自身で実際にミックスしてみると、例えばLP/CDのお手本では、フェードインで始まる冒頭部は、一部のCD-Rの音をカットすることにより、あのようなサウンドを創り出しているということが実感できます。

なお、丸々『5.5.85』をConさん自身がミックスしたお手本も、以前、『CC5.5.85』としてプライベート・リリースされていました。(本作品のトラック2のミックスが『CC5.5.85』にも収録されていますが、LP/CD『Concert』に収録されているミックスとは若干異なる別ミックスです。)


ところで、本作品のジャケットをよく見ると、中央のconの文字の右上にCERTと書かれていて、Con-Cert(コン・サート)作品であることを仄めかしています。さらに箱を開けると、蓋の裏側にジェン・ケン・モンゴメリーとConさん自身によるライナーノートの記載があり、コン・サートのタイプが、コンセプト・コンサートであることが明記されています。

箱の底には『5.5.85』のオリジナル・カセット版の写真が掲載されています。これは、Conさんがジェン・ケンに当時送ったもので、ジェン・ケンにとっては、Conさんから送られてきた初めてのコン・サート音源でした。それ以降、ジェン・ケンは『5.5.85』のコン・サートを幾度となくコンダクターとして実施しています。2012年にジェン・ケンが実施した『5.5.85』のコン・サートの映像は、当時インターネット上で公開されました。

【関連項目】

Conrad Schnitzlerの、ごく普通に聴くだけでは済まされない音楽作品

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