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コンラッド・シュニッツラーは、元々は彫刻家として活動していて、ファイン・アートの世界では、ちょっと知られた存在だったそうです。

その後、1960年代にベルリンに移った後は、フルクサス・ムーブメントの影響により「マルチプル」に適した音楽に転向したわけですが、彼は「ミュージシャン」ではなく、「インターメディア・ライフ・アーティスト」を自称しています。つまり、生活そのものがアートであり、音楽は彼のアートの一部という位置づけです。そういえば、LP/CD『CON』(再発盤CD『Ballet Statique』)のジャケット裏面には「INTERMEDIA-LIFE-ACTION」と書かれていて、パフォーマンスの白黒写真が何枚か掲載されています。(以下のイメージを参照。)彼はインタビューの中で、食事の支度をしているときさえもがアートなんだと発言していたことがあります。

Intermedia-life-action

彼は、一つのメディアで培った経験や手法を別のメディアにも応用することにより、「インターメディア・アート」を実践しています。なお、彼はインターメディアとミクストメディアの区別ははっきりと付けていて、彼の意図する「インターメディア・アート」においては、メディア同士は完全に切り離されます。逆に、自分の音楽に映像を付けたようなものは、取るに足らないものだと考えているようです。

ところで、最近のConさんは、アートとかアーティストといった言葉を自分に対しては意識的に使用しなくなりました。自分がやっているのはアートではなく「ノイズ」で、自分自身はアーティストではなく「コンポーザー」という言い方をしています。これは、プロは目指していないという姿勢から来ています。彼は「プロフェッショナルなことはやらない。ただし、少しはプロフェッショナルかもしれないが。」といった言い方をしています。


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