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  • CD/LP/DL『Con』 Bureau B・再発リマスター盤、2020年8月7日にリリースされました!
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リリース元: Plate Lunch (PUNCH 02 1997年)
リリース枚数: 1000

トラック:1 - 23 (59:47)

1997年にドイツのPlate Lunchよりリリースされた本CDは、タイトルどおり、プライベートリリース作品『00/106』の正式リリース版です。本作は、1996年に制作された『00/104』と『00/105』をミックスして、『00/105』の制作2日後に完成させたものです。CDには23のインデックスが付いていますが、約1時間の、1つの作品となっています。

本作品について、Conさんは"Expressive"(表現主義的な)というメモを残しています。確かに、その曲調には表現主義音楽的な要素が多く含まれ、不協和音や不安定な旋律、統一されていないリズムなどが随所に取り入まれていて、伝統的な西洋音楽の枠組みから離れた自由な表現が行われています。

なお、同じように、Conさんが"Expressive"(表現主義的な)といったメモを残したプライベートリリース作品は、90年代にいくつか見られます。2000年以降の作品についてはそのようなメモは見当たりませんが、表現主義的という枠組みから離れ、より一層自由な音楽を行うようになったものと見受けられます。



リリース元: Marginal Talent (MT-366 1997年12月1日)

トラック: 1-12

1997年にドイツのMarginal Talentよりリリースされた本CDは、1993年9月に制作されたプライベート・リリース『00/044』の正式リリース版で、4~7分程度の作品が計12曲収録されています。Conさん独自のジャンル分けとしては、"Dramatic Electronic Music"というカテゴリーに属します。これは、ソロ・トラックをミックスする"コン・サート"の手法とは大きく異なり、作曲したもの(多くの場合、即興)を指します。本作について、Conさんは「ElecInstrMeloAbstrExpr. Pieces」(電子音楽で、インストゥルメンタルで、旋律が豊かで、抽象的で、表現主義的な一片)というメモを残しています。

作風としては、ストリングス等のクラシック楽器の音色に、曲によってはシンセっぽいピコピコ音が絡む感じですが、曲がこの先どのように展開していくのか、先が読めないのが特徴的です。折りたたみのインサートを開くとConさんのビックリ顔の写真が出てきますが、それと同じくらい、意表を突く曲展開です。


※再プレス盤のジャケット


リリース元: Individuelle Mythologie (IM 001 1997年)

1. 00/061F (5:51)
2. 00/070F (6:22)
3. 00/038G (6:08)
4. 00/54E (5:24)
5. 00/035A (3:39)
6. 00/061G (5:29)
7. 00/065J (2:25)
8. 00/022F (2:42)
9. 00/035B (4:54)
10. 00/070E (6:18)
11. 00/087A (11:21)

本CDはConさんのピアノ作品選集で、プライベート・リリースから全11曲が選ばれています。(例えば"00/061F"は、プライベート・リリース00/061の6曲目を意味します。)当初、Volume1~10まで計画していたため、本作のタイトルには「Volume1」と記されています。本作品は、Individuelle Mythologieレーベルより、1997年にリリースされました。このレーベルは、同じ年に故Norbert Schillingさんにより設立されたドイツのPlate Lunch傘下のレーベルです。なお、レーベル名の「Individuelle Mythologie」("個人的な神話"の意)は、Conさんが自身の作品を言い表すときによく用いていた言葉で、以下のようなスタンプ(赤で囲んだ部分)まで作っていた程です:


Norbertさんは惜しくも2001年にこの世を去られましたが、当時、彼はConさんを年の離れた兄のように慕っていたそうです。Norbertさんは、ConさんのCD16枚をライブ・ミックスするコン・サートのコンダクターも行っていたそうです。

本作品の録音については、1996年にドイツ北部のハノーバーのPeppermint ParkスタジオにてSpokによって行われたとのクレジットがあります。全曲、プライベート・リリース盤CD-Rに収録されたトラックとは明らかに音質が異なっているため、曲のシーケンサーのデータを元に、現地の自動ピアノを用いて再録音したものと思われます。

本CDには、Conさん自身によるピアノ作品についてのライナーノートが付いています。

●CD 『ELECTRONEGATIVITY (The Cassette Concert Series No3)』



リリース元: Artgallery (AG 012 CD 1995年)

1. Solar Cells (20:54)
2. Solar Collectors (21:51)
3. Boiler's Heart (3:08)
4. Hard Soldering (4:28)
5. Electron Beam Welding (3:55)
6. Welding Heat (2:56)
7. Shot Blasting (4:24)
8. Fused Zone (4:08)

本CDは、1995年にフランスのArtgalleryレーベルからThe Cassette Concert Series No.3としてリリースされました。本作品は、実質上、『Container T3』の再発デジタル・リマスター盤です。また、ボーナス・トラックとして『Container T6』のB面が収録されています。トラック1は、T3のトラック1~5。トラック2は、T3のトラック6~11。トラック3~8は、T6のトラック7~14。
●CD 『CHARRED MACHINERY (The Cassette Concert Series No2)』



リリース元: Artgallery (AG 011 CD 1995年)

1. Symphonia Mecanica (22:52)
2. Songe Romoter (20:49)
3. Suite Machinique (20:28)

本CDは、1995年にフランスのArtgalleryレーベルから、『BLUE GLOW』に続いてThe Cassette Concert Series No.2としてリリースされました。本作品は、実質上、『Container T1』の再発デジタル・リマスター盤です。また、ボーナス・トラックとして『Container T6』のA面が収録されています。(トラック1は『Container T1』の1~5、トラック2は『Container T1』の6~10、トラック3は『Container T6』のトラック1~6。)



リリース元: Artgallery (AG 004 CD 1994年)

1. Con Repetizione Part 1 (90/07) 29:18
2. Con Repetizione Part 2 (90/07) 30:01

本作は、プライベート・リリースのカセットテープ『90/07』の正式リリース盤です。タイトルのCon Repetizione(コン・レペティツィオーネ)は「繰り返し、反復を伴って」という意味で、内容がミニマル・ミュージックであることを示唆しています。Conさんによると、スティーブ・ライヒのような作品を試してみたそうで、実際にやってみたら1日で出来上がってしまったそうです。ただし、スティーブ・ライヒへのオマージュではないとのこと。収録された2曲は共にリズミカルで聴き心地のいい作品です。1曲目はピアノの音、2曲目は耳馴染みの良いシンセの音色が使用されています。

なお、ジャケット・カバーに使用されている写真は故ナム・ジュン・パイクの作品です。ナム・ジュン・パイクについては、「偉大なアーティストだ。」というコメントをConさんから生前にいただいています。Conさんによると、1960年代にフルクサス・コンサートがデュッセルドルフにやって来たとき、Conさんも観に行ったそうですが、そのときステージ上にナム・ジュン・パイクがいたそうです。そしてその後、大分経ってから、Conさんはナム・ジュン・パイクと個人的な交流を持つようになったそうです。

●CDR『90/07』



プライベートリリース

トラック: 1-2

『Con Repetizione』のオリジナル盤です。
●オリジナル版CD 『BLUE GLOW (The Cassette Concert Series No1)』



リリース元: Artgallery (AG 003 CD 1994年)

1. Blue Glow (4:08)
2. The Awakening (5:01)
3. Voltage Dance Steps (4:15)
4. Attack Of The Fast Breeder (5:28)
5. Fly Of The Electric Waves (3:35)
6. Suspensions Of The Electron Collider (6:18)
7. Wandering Of The Inert Gas (2:29)
8. Reactivation Of The Electron Repelling (1:24)
9. New Dawn (3:57)
10. New York - The City Of Light (3:56)
11. Gaz Journey In A Bulb (4:03)
12. Elastic Banjo Takes A Stroll (4:07)
13. Dotted Lasso Whirling Simulations (4:05)
14. Closed Loop System (4:05)
15. Shrieking Alarm (4:05)

フランスのArtgalleryレーベルから1994年にCDでリリースされた本作品は、実質上、『Container T2』の再発デジタル・リマスター盤です。また、ボーナス・トラックとして『Container T4』から5曲が収録されています。(トラック1~10は『Container T2』の1~10、トラック11~14は『Container T4』のトラック2~5、トラック15は『Container T4』のトラック1。)

●CD-R再発盤『BLUE GLOW』



※装丁が異なるバージョンがあります。


リリース元: Plate Lunch (PL 17CD 1999年)

1. Blue Glow (4:08)
2. The Awakening (5:01)
3. Voltage Dance Steps (4:15)
4. Attack Of The Fast Breeder (5:28)
5. Fly Of The Electric Waves (3:35)
6. Suspensions Of The Electron Collider (6:18)
7. Wandering Of The Inert Gas (2:29)
8. Reactivation Of The Electron Repelling (1:24)
9. New Dawn (3:57)
10. New York - The City Of Light (3:56)
11. Gaz Journey In A Bulb (4:03)
12. Elastic Banjo Takes A Stroll (4:07)
13. Dotted Lasso Whirling Simulations (4:05)
14. Closed Loop System (4:05)
15. Shrieking Alarm (4:05)

本リリースは、1999年にPlate LunchよりCD-Rでリリースされた再発盤です。装丁が異なる2種類のバージョンがあります。



リリース元: Spalax Music (CD 14274 1993年)
リリース枚数: 1000

Con Brio (90/05)
1. Ouverture (5:04)
2. Gigue (3:09)
3. Kadenz (3:54)
4. Martellato (4:25)
5. Fête Champêtre (3:58)
6. En Ballade (4:25)
Divertimenti "Con Alcuna Licenza" (89/05)
7. Garbato (2:00)
8. Ernsthaft (3:29)
9. Affannato (3:38)
10. Lacrimoso (2:30)
11. Sfogato (1:15)
12. Gefühlvoll (1:51)
13. Lamento (3:07)
14. Concitato (2:40)
15. Finale Maestoso (2:52)
Klavierstücke
16. Etüde II (00022) (3:12)
17. Scherzo N°1 (00022) (4:08)
18. Schalkhaft, Schelmisch (00033) (4:00)
19. Ungedulgig, Romantisch (00035) (5:03)
20. Die Kleine Sekunde (00022) (5:57)

1993年にフランスのSpalax MusicよりCDでリリースされた本作品は、1989年~1992年にConさんが制作したプライベート・リリースの中から、Serge Leroyによって選ばれた作品集です。(Serge Leroyは、1994年にArtgalleryレーベルを立ち上げた人です。)

Conさんが1990年に始めたコンテンポラ・シリーズ(90/XXシリーズ、およびその後の00/XXXシリーズ)の初期作品は、その多くが、「コンテンポラ」の名称どおり、コンテンポラリー・ミュージック(現代音楽)を打ち込みのシンセで表現したものでした。(その後、しばらくしてから、ゴリゴリのテクノっぽい作品など様々な作風のものが00/XXXシリーズに加わりました。)本作品も、打ち込みによる現代音楽風で、使用されている音色のほとんどは、クラシックの楽器音を模したシンセサイザー音源です。ただし、音色がどうしてもチープになってしまうこともあって、ところどころ、どこかユーモラスな仕上がりとなっています。(Serge Leroyは、オーケストラの演奏家にConさんの作品を演奏してもらおうとしていましたが、実際に演奏家を見つけるのは難しかったようです。)

タイトル曲の「Con Brio」(トラック1~6)はリズム色が強く、かなりノリのある作品です。このCon Brioというタイトル名は、クラシック音楽の譜面に用いられる指示語で、「活気をもって」という意味のイタリア語です。音色がチープなことを逆手にとって、わざとこのようなユーモラスな作風に仕立てたように思えてなりません。なお、オリジナル版はプライベート・リリース作品『90/05』に収録されています。(本作品のトラック1~6は、『90/05』のトラック3、2、4、5、6、7。)

「Divertimenti "Con Alcuna Licenza"」(トラック7~15)は全体的に静かな曲調で、タイトルの意味は、「喜遊曲 "ある程度の自由さをもって"」です。よく聴くと、「ある程度の自由さ」の表現からか、シンセサイザーっぽい音色のピコピコ音も控えめに使用されています。なお、オリジナル版はプライベート・リリース作品『89/05』に収録されています。(本作品のトラック 7~15は、それぞれ『89/05』のトラック12、13、7、20、21、15、14、19、2。)

「Klavierstücke」(トラック16~20)のタイトルの意味は「ピアノ小品」で、打ち込みによるピアノ曲です。トラック16のオリジナル版は『00/022』のトラック2、トラック17のオリジナル版は『00/022』のトラック12、トラック18のオリジナル版はクレジットには『00/033』に収録と記載されていますが、実際にはどうやら収録されていないようで不明、トラック19のオリジナル版は『00/035』のトラック5、トラック20のオリジナル版は『00/022』のトラック14です。

また、クレジットによると、収録された3作品のうち、最初の2作品(トラック1~15)はSerge Leroyによりミックスされたとのことです。当時、オリジナルのプライベート・リリース版は、まだCD-Rではなくカセットでリリースされていましたが、CD-R版の方と本作品を聴き比べてみたところ、本作品の方が音質が若干ソフトな感じに仕上がっていました。なお、3作品目(トラック16~20)のピアノ作品についても、CD-R版のプライベート・リリースと本作品とで、ピアノの音質が少し異なります。

ところで、本作品のジャケットの写真は、ベルリン・ダダの創設者の一人、ラウル・ハウスマン~Raoul Hausmannの代表作『機械的頭部・我らの時代の精神』~"Der Geist Unserer Zeit – Mechanischer Kopf"とのことです。折り込みのインサートには、Gen Ken Montgomeryの『コンラッド・シュニッツラーとカセットコンサートの歴史』~"Conrad Schnitzler and History of the Cassette Concert"の英語テキストなどが掲載されています。裏ジャケットには、クレジットの記載はないものの、なんと、1968年にConさん自身が制作したチェロを弾く自画像"Am Chello"が、さりげに掲載されています。まるで二重露出で撮影した写真のように、チェロの弓の速い動きを表現していて、Conさんの、音楽以外の優れたアートの才能を垣間見ることができる貴重なインターメディア作品です。


プライベート・リリース (Tonart Berlin 1993年)
リリース数: 1000枚

1-9 Part A
10-16 Part B

本CDはTONARTの第2作で、1993年にプライベート・リリースされました。参加メンバーは第1作の『TONART EINS』と同様、Lars Stroschen、Jörg Thomasius、Conさんの3名です。本作に収録されているのは曲ではなく、3名それぞれが、身近な道具(日用品等)を用いてサウンドを鳴らすセッションです。このセッションは1992年10月25日にライブ・レコーディングされました。3名の前にはそれぞれマイクが置かれていて、左のマイクがLars Stroschen、中央のマイクがConさん、右のマイクがJörg Thomasiusとのことです。公開されているスタジオでの録音風景の写真を見ると、ビンや木の棒、タイプライター、金物など、いろいろなものが置かれているのが分かります。

なお、サウンドに電気的なエフェクト加工やオーバーダビングは一切行っていないとのことで、電気的なエフェクト加工を施していたKluster(クルスター)のコンセプトとは大分異なります。本作の制作後、Conさんは、個人的な不和によりTONARTから抜けました。



リリース元: Musical Tragedies (Tragedies Seventy Six (MT-214/HS-114) 1992年)
リリース枚数: 500

1. El Chacanchacy (4:20)
2. Unglaublich Aber Wahr (3:15)
3. Noc No Mot (2:58)
4. Wolke 7 (4:00)
5. Jampelmann (3:43)
6. Nichts-Nichts (3:10)
7. Harmotall (9:16)
8. Meister Lampe (3:20)
9. Bizarre (3:25)
10. Für Ilse (4:37)
11. Wilder Mann (3:00)
12. Knock On (2:45)
13. El Lizzi (4:57)
14. Grenovalis (3:55)
15. Letzter Akt (2:42)

本CDは、1992年にドイツMarginal Talent傘下のMusical Tragediesレーベルより500枚限定でリリースされた、ConさんとJÖRG THOMASIUSのコラボレーション第2弾で、1991~1992年に制作された作品が収録されています。コラボレーション第1弾のCD『TOLLING TOGGLE』と比べると、本作の方が動的でスピード感のある曲が多く、また、一部の曲には前衛的なフリージャズの要素が感じられます。タイトルの『CLOCK FACE』は「時計の文字盤」を指す言葉ですが、3曲目の"Noc No Mot"では、あたかもそれを連想させるかように、時計のコチコチ音や鐘の音でリズムを表現しています。


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