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販売元: インターフィルム (2022年4月27日)
主な購入先: アマゾン(DVD)
言語 : ドイツ語, 日本語
時間 : 1時間33分

Conさんのご子息、 グレゴール・シュニッツラー監督の2021年の映画『イーダと動物たちの魔法学園』(原題"Die Schule der magischen Tiere")の日本語版DVDが2022年4月27日にリリースされました。内容は、ドイツ国内で約500万部の大ヒットを記録した児童文学『コーンフィールド先生とふしぎな動物の学校』の初の実写映画化で、ハートフル・ファンタジー・アドベンチャーのファミリー映画です。ドイツでは2021年10月14日に公開され、3週間で100万枚以上のチケットが売れた、超特大ヒットを記録したそうです。

グレッグは、Conさんが自らの動画制作に使用していたビデオカメラを80年代にConさんより譲り受け、その後、本格的に映像の道を目指したわけですが、今では成功した映画監督となりました。Conさんも生前、グレッグの活躍を期待していたので、きっと大いに喜んでいることでしょう。

映画 『イーダと動物たちの魔法学園』 公式予告 (YouTube)




提供元: プライムウェーブ
販売元: アルバトロス (2008年12月10日)
主な購入先: アマゾン HMV タワーレコード
言語 : ドイツ語, 日本語
本編 : 96 分
特典映像 : 予告編

Conさんのご子息、グレゴール・シュニッツラーが2008年に監督したテレビドラマが、日本でもDVDで販売されています。ドラマの原題は"Die Hitzewelle Keiner kann entkommen"(「熱波から誰も逃れられない」の意味。)ですが、日本では、パニック映画のくくりで『ソーラー・ストライク サード・インパクト』という邦題が付けられています。

内容的には、地球温暖化がこのまま進み、雨がまったく降らずに日照りが続き、熱波によりライン川が干上がったら、人々はどうなってしまうだろう、といった状況を描いています。『みえない雲』と同様、「こんなことにならないように注意しよう!」という警告がテーマの作品と思われます。

Die Wolke DVD

DVD『みえない雲』

販売元: ハピネット
主な購入先: アマゾン HMV タワーレコード
言語 : ドイツ語, 日本語
本編 : 約103 分
特典映像 : 
1) 日本版劇場予告編
2) オリジナル予告編
3) 本国版インタビュー(パウラ・カレンベルク、フランツ・ディンダほか)
4) 来日時インタビュー(グレゴール・シュニッツラー監督、パウラ・カレンベルク)
5) メイキング

(以下は、映画『みえない雲』についての記載です。)

みえない雲

コンラッド・シュニッツラーのご子息、グレゴール・シュニッツラー監督の映画最新作『みえない雲』(ドイツ語原題:"Die Wolke")が2006年末より国内数都市でロードショウ公開されました。

『みえない雲』日本語公式サイト
『みえない雲』ドイツ語公式サイト

グレゴール・シュニッツラー監督は、ロードショウに先駆け、2006年10月にプロモーションのため初来日しました。
以下は、ネット上で見つかった監督インタビューの一覧です:

公式サイト
シネトレ
映画秘宝.com
Cinema Topics Online
Pause
Hollywood Channel
OhmyNews
AOL Entertainment
Tokyo Headline Web

Gregor Schnitzler
グレゴール・シュニッツラー監督(撮影:Jin)

多忙な来日スケジュールの中、幸運にも直接お会いする機会をいただけたのですが、グレゴール監督はとっても陽気な方で、政治からドイツ/オーストリアのお菓子の話題まで幅広く、ずっとノンストップで話していました。父親であるConさんについては、"He is special."と何度か言っていました。『みえない雲』は、ドイツ国内ではすでに結構な売り上げを記録しているようですが、原発事故という他人事では済まされないテーマを扱った作品でもあり、日本でも多くの人に観てもらうことを望みます。

『みえない雲』("Die Wolke")
あらすじ: ドイツの原発が大事故を起こし、3万8千人が死亡。避難を余儀なくされた10代のカップル、ハンナとエルマーを主人公に描いたドラマ。ハンナも核に汚染されてしまう。グードルン・パウゼヴァングのベストセラー小説"Die Wolke"を映画化。原作の日本語版は、単行本『見えない雲』に加え、文庫本『みえない雲』も発売。

みえない雲 『見えない雲』
Die Wolke Die Wolke Die Wolke

※映画の邦題はプレミア上映時の『黒い雲』から『みえない雲』に変更となりました。

私的考察:
グレゴール・シュニッツラー監督のいくつかのインタビュー内容をまとめると、『みえない雲』の狙いは、原発問題について意識の裾野を広げ、今まで原発事故についてまったく考えたことのなかった若者に、関心を持つきっかけを与えることだと読み取れます。確かに、映像による説得力は十分で、予備知識がなくても事故の悲惨な状況はしっかりと伝わってきます。

そのような狙いからか、映画では原作の内容が軽めのタッチに抑えらえています。そのため、普段から原発問題に関心の高い人がこの映画を観ると、物足りなさを感じるのではないかと思います。「物足りない」と思った人は、是非原作を読むことをお勧めします。原作ではさらに深い考察がなされていて、仮設病院の不衛生な環境についての記述があったり、ドイツ緑の党について触れていたり、映画では省かれていることがいくつか出てきます。また、主人公のハンナに恋人がおらず、その分、映画以上に、弟ウリーへの込み上がる想いが全編を通して綴られるのも原作の特徴です。

私が映画館へ観に行ったときは、周りは地味な感じの人が多く、中高年も目に付きました。恐らく、自発的に映画館に足を運んだ人の多くは、どちらかというと普段から社会問題に対する意識の高い人だったのではなかろうか、という考えが頭をよぎりました。テレビで放映されると、さらに多くの人々が観ることによって問題意識の裾野が広がることが期待できますが、民放でのテレビ放映はスポンサーの関係で困難かもしれません。事実、ドイツ国内では、電力会社が大きなスポンサーとなっている民放でのテレビ放映は困難で、代わりに、スポンサーのない放送局で放映されることが決まっているそうです。日本でも、NHKまたは有料放送でテレビ放映されることを期待しています。

関連項目:グレゴール・シュニッツラー監督の映画最新作 『黒い雲』("Die Wolke")
Conさんのご子息、グレゴール・シュニッツラー監督は、以前、ミュージック・ビデオの監督やCMの製作を行っていたことがあり、その数は合計65本に上るそうです。そこで、一体どんなミュージシャンのビデオを監督したのか調べてみたら、彼の代表作がスキャットマン・ジョンの『Scatmans World』と『Scatman』であることが分かりました。また、その他にもドイツのCamouflageの『Bad news』や、同じくドイツのMasterboyの『Anybody』のビデオなどを手がけていることが分かりました。2本ほど見た限りでは、彼の音楽ビデオは独創性が高くてテンポがいいのが印象的でした。

以下はYour Tubeに投稿されている『Scatmans World』です:




Die Wolke Wolke

ドイツ映画祭2006において、『黒い雲』が2006年7月20日(木) 13:15にプレミア上映されました。(場所:有楽町朝日ホール)
今冬、シネカノン有楽町ほかで公開予定です。

3月時点でConさんから寄せられた情報によると、ご子息Gregor Schnitzler監督の2006年最新作、"Die Wolke"(邦題『黒い雲』、英語タイトル:"The cloud")がドイツの映画館では3月16日に封切られたばかりで、マスコミの評判も上々とのことでした。この時点で、恐らく日本でも上映されるのではないかとのコメントをいただいています。

『黒い雲』("Die Wolke")
あらすじ: ドイツの原発が大事故を起こし、3万8千人が死亡。避難を余儀なくされた10代のカップル、ハンナとエルマーを主人公に描いたドラマ。ハンナも核に汚染されてしまう。Gudrun Pausewangのベストセラー小説"Die Wolke"(日本語版『見えない雲』)を映画化。

Die Wolke"『見えない雲』

ドイツではこの映画のテレビCMも流れていたようで、Conさんとしても息子がこんなにも出世して、さぞ嬉しいことでしょう。下はConさんご提供の写真の一つ、Schnitzler親子のツーショットです。
Con and Gregor
(写真はConさんご提供。)

関連項目: グレゴール・シュニッツラー監督 『みえない雲』新春ロードショー
Gregor Schnitzler

コンラッド・シュニッツラーのご子息、Gregor Schnitzler(グレゴール・シュニッツラー または グレゴー・シュニッツラー)は、LP『Con3』、LP『Conrad & Sohn』、LP『The Russians are coming』(Berlin Express名義)、MC/CDR『Container T12』といった作品で親子共演しています。

彼は、その後フィルム・メーカーとしての道を歩み始め、90年代にはミュージック・クリップを数多く手がけたり、テレビ映画の制作で活躍していました。
Revolution6 What To Do In Case Of Fire
そして、2002年にはついに映画『Was tun, wenn's brennt?』(邦題:『レボリューション6』、英語版タイトル『What to do in case of fire』)でメジャー映画監督としてのデビューを果たします。この作品は、地元ベルリンが舞台の「スタイリッシュ・ムービー」です。(日本語字幕付きDVDはこちら。)彼の経歴について、「80年代にはインディーズ・バンドで活躍」と書かれていますが、Conさんと行った一連の音楽活動のことを指しているものと思われます。
ところで、彼は他にも映画を撮っていて、賞もいくつか獲得しているようですが、残念ながら、現時点では日本では『レボリューション6』以外のDVDは発売されていないようです。フィルモグラフィーはこちらです。(Konrad Schnitzlerの息子、としっかり記載されています。)今後の活躍に期待したいです。


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